こんな人にオススメ
- 関ジャムやYOUTUBEを観て東京事変に興味を持った人
- 日本のロックバンドに興味がある人
- バンド、楽器をやっている人
- 大人なロックを聴きたい人
概要
メンバー
椎名林檎 vocal
亀田誠二 bass
浮雲 guitar
刄田綴式 drums
伊澤一葉 keybord
東京事変は98年にデビューしたシンガーソングライター椎名林檎が自身の更なる音楽的成長を求めて2003年に結成した5人組のバンド。2005年にH是都M(keybord)、晝海幹音(guitar)が脱退。後任にH是都Mの紹介で伊澤一葉(keyboard)、椎名林檎と親交があった浮雲(guitar)が加入し現在の編成となる。
2012年2月29日(閏日)にいつでも貴方達の再生装置で蘇らせてくれとし、解散。
次の閏年2016年には椎名林檎のシングル「ジユーダム」のレコーディングメンバーとしてかつての東京事変メンバーが集結。紅白歌合戦に出場した椎名林檎の「青春の瞬き」のバックメンバーとして登場。次の閏年であった2020年に向けて復活を望むファンの声は高まっていった。
そして迎えた2020年1月1日に待望の復活を果たす。様々な計画があったと思われるがコロナ禍による計画変更を余儀なくされる。
2021年1月1日には高らかにバンドの継続を宣言。自身の曲「能動的三分間」の歌詞になぞらえたのか6月9日(ロックの日)に10年振りの6thアルバム「音楽」をリリースする。
群青日和はH是都M作曲、椎名林檎作詞で2004年に発表された東京事変のデビューシングル。
各メンバーが作曲に大きく関わる3rdアルバム「娯楽」以降ロックだけに留まらないジャズやカントリー等幅広い音楽性を示していく東京事変であるが、中でもロック色の強い本作はレコーディングバージョンから現在の編成に変わった後は、ライブにおいて様々なバージョンとなりながら披露され続ける東京事変の代表曲である。
レビュー
群青日和を知ったのは東京事変のデビュー時のテレビCMだった。前年に椎名林檎の「茎(STEM)〜大名遊ビ編〜」のCMを見て以来、椎名林檎はロックから随分離れちゃったんだなぁという印象を持っていた為、驚きと喜びを感じたのを覚えている。
まさにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!(分からない人は“2ちゃんねる”“AA”でググってください。)という感じであった。
クランチの効いたギターでコードをかき鳴らし、バンドが加わって一気に炸裂するロックバンドの衝動と喜びをギュッと握って、どうだっ!と投げつけられたこの曲に、デビュー以来サウンドの幅をどんどん広げていった事でついていけず離れてしまった俺のような初期の椎名林檎が好きだった人は再びがっつりノックアウトされてしまった。
メンバーチェンジ後お披露目の舞台ではちょっと驚きのアレンジがなされたが、伊澤一葉と浮雲の個性が加わる事でライブの度に新しい表情を見せてくれる。
このライブアレンジの妙は東京事変というバンドに触れるうえで絶対外してはいけないポイントである。
この曲の作曲者であるH是都Mはキーボード担当であった為、当然レコーディングバージョンにはヒイもといH是都Mのフリーダムなプレイが収められているが、後任の伊澤一葉はライブにおいて、キーボードではなくギターを弾く。明確な理由は語られていないが、ギターが(椎名林檎も弾くので)3本になる事でより厚みとロック色が強まっている。個人的には大歓迎だ。
また浮雲個人のプレイスタイルでいえば晝海幹音よりロック色は薄いのかもしれないが、安定感のある他のメンバーの演奏にあえて自由に乗っかる事で、晝海幹音とは違うどこかコミカルというか楽しさ全開のギターを聴かせてくれる。
個人的にはベースの亀田誠二がピックで弾くというのもポイントが高い。最近は指弾きのベーシストが大半で、亀田誠二にしても指弾き6:スラップ3:ピック弾き1といった割合だと思うのだが、俺はピック弾きのゴリっとした音が好きなのである。
そして、この曲は椎名林檎のソロツアーでも披露されたり、カバーするアーティストも多い曲だが、刄田綴式のドラムと比べると、誰が叩いてもあれ程の軽快感や絶妙なハネが表現できない。彼が幼少より親しむという石見神楽がそうさせるのか、本当に全身で踊るように叩く。かつてのYOSHIKI叩いている姿を見るだけでも圧倒される叩き方をしていたが、YOSHIKIがかつてのように叩けなくなってしまった今、日本で最もカッコよくドラムを叩けるのは刄田綴式だと思っている。
椎名林檎の歌唱については言うまでもないが、どこまで巧くなるんだろうこの方は。巧さを表現する曲じゃないはずなのに最近のライブは巧い。そしてMVのラストカットが可愛い。マジで可愛すぎる。椎名林檎のベストショットだと思う。
これも気にいるかも
東京事変 / 遭難
東京事変 / 空が鳴っている
No Doubt / Excuse me Mr.
Avril Lavigne / Sk8er Boi
ポルカドットスティングレイ / テレキャスター・ストライプ
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